オンラインイベントシステムに関する特許取得のお知らせ
オンラインイベントシステムに関する特許取得のお知らせ
―オンラインイベントも「DX」化、より効果的な営業活動につながるイベント運営を目指す―
お客様の売れるソフトウェアサービス／製品づくりを支援する株式会社SHIFT（本社：東京都港区、代表取締役社長：丹下 大、以下「SHIFT」）は、SHIFT社内にて独自に開発いたしましたオンラインイベントシステムが特許を取得いたしましたので、お知らせいたします。
１．特許の概要
・特許番号：第6934233号
・発明の名称：プログラム、情報処理装置、及び方法
・特許登録日：2021年8月25日
２．特許の内容
本特許を活用することで、オンラインイベント配信時の視聴者ごとの満足度を時系列に沿って可視化することができます。
2020年4月の緊急事態宣言以来、リアルイベントをオンラインイベントに切り替え、従業員を対象にイベントを運営してまいりました。オンラインイベントは、視聴者にとっては手軽に参加できるといったメリットがある一方、参加者（視聴者）との接点がリアルイベント時より薄くなる、顔が見えないため視聴者の真の満足度がわかりづらいなどの課題がありました。特にオンラインイベントを営業活動の一環として活用するウェビナーは効果測定が難しく、結果として商談につながりにくいなどの課題がありました。
そのような課題を解決するため、SHIFTでは、新たにオンラインイベントシステムを開発しました。本システムにより、ウェビナー登壇者および運営は以下が可能となり、より効果的な営業活動を進めることができます。
・イベント登壇中にリアルタイムで視聴者のリアクションを確認することができる
・視聴者のリアクションを可視化することで、登壇内容をデータで振り返ることができる
・上記データで視聴者のトピック別の関心度を把握し、関心度別にカスタマイズした営業アプローチをとることができる
本特許取得は、より効果的な営業活動の実現に加え、SHIFTのブランディング向上にも資する取り組みであると考えています。SHIFTは、「DX」および「売れるサービスづくり」の第一想起となることを目指し、みずからもデータドリブンな事業運営を進めてまいりました。特に、人事情報管理や昨今のコロナ禍に伴う各従業員の健康管理、e-learningの運営などについては、すべて社内でシステム開発し、関連データの蓄積・管理ができるよう整備しています。本特許を活用したオンラインイベントシステムも同様に、イベント運営のデータ蓄積・管理を可能にしました。SHIFTは、自らが「DX企業」となることで、お客様からの信頼感獲得、「DX」の第一想起となるようなブランディング醸成につながると考えています。
３．活用事例
本特許を活用したオンラインイベントシステムを利用することで、より効率的な営業活動を進めることができます。
オンラインイベントシステムで収集した各個人のリアクションの履歴とウェビナー登壇内容を突合させることで、視聴者のコメントやアンケートには表れない潜在的なサービス／製品への興味を掘り起こし、可視化することができます。当該突合結果を活用することで、ウェビナーから営業活動につなげるコンバージョン率をあげることができます。
通常のマスを対象にした営業活動に加え、潜在的に関心度の高い視聴者を対象に集中的にアプローチすることで、より精度の高い営業活動を実現できます。
（１）ウェビナー画面には「いいね」「拍手」「驚き」「笑い」「メモ」「ハート」など、さまざまな「リアクション」が用意されています。リアクションは即時に画面上に反映され、他の視聴者のリアクションも見れるなど、視聴者はウェビナー中に気軽に「リアクション」を押すことができます。イベント中の視聴者のリアクションはCSVファイルとしてエクスポートすることもできます。
（２）各個人のリアクションの履歴とウェビナー登壇内容を突合させることで、各視聴者のトピック別の関心度や、視聴者全体の関心傾向など、可視化、潜在的なサービス／製品への興味を掘り起こし、より精度の高い営業活動につなげることができます。
４．今後の取り組み
本特許を活用したオンラインイベントシステムは、2020年8月のシステムリリース時より、社外向けのウェビナー45件、社内向けのウェビナー113件の利用実績があります（2021年10月15日時点）。
当該オンラインイベントシステムを活用することで、より効率的な営業活動を推進することができることから、本特許を活用したオンラインイベントシステムは、今後社外向けにも販売予定です。ご関心お寄せいただけます場合は、弊社までお問い合わせください。