FAQ
- M&A/PMIの型化とは
- SHIFTは、売上高1,000億円を目指し、サービス機能の追加や優秀なエンジニアの確保などを目的に、積極的にM&Aを行ってまいりました。具体的には、ソーシング戦略の改革、十分な資金力の確保、選定基準・意思決定基準の明確化などに取り組んでいます。また、SHIFTグループにジョインした企業に対しても、ミッション・ビジョン・コアバリューの設定を通じてビジネスモデルを再構築させたり、SHIFT内のアセットを活用することで、PMIの型化も推進しています。
- M&A/PMIの推進体制は
- M&A/PMIを一気通貫で推進・管理できるよう、グループ経営推進部のもとに、M&A推進室・PMI推進室を組成し、推進体制の強化を図っています。具体的には、2つの室を連携させることでM&A時の交渉やDD(デュー・デリジェンス)であがった課題をPMIで速やかにフォローしたり、あるいは、PMIでの課題をM&Aのエグゼキューションで活かせる体制となっています。
- M&Aのキャパシティについて。対象規模の目線はあるのか
- 規模の上限を設定しているわけではございません。SHIFTグループとともに成長できるようなサービス/技術/エンジニアなどをお持ちの会社であり、かつSHIFTグループがもつミッションやビジョンを共有できる会社であることを重視しています。そのうえで、一定規模以上の会社であってもM&A活動が実行できるよう十分な財務基盤・資金余力を準備しています。
- M&A実施是非について、どのようにして意思決定をしていますか
- M&A先は、SHIFTグループのM&A方針に合致するかどうか、という観点に加え、以下4つの観点についても考慮したうえで意思決定をしております。
- 付加価値が高く、今後の単価向上が見込めるか
- 顧客母集団を活用し、グループシナジーを発揮できるか
- のれん負けしない、かつEPSがマイナスにならないこと
ただし、上記基準に必ずしも該当しない場合であっても、SHIFTグループとのシナジー効果が高いと判断される場合、突出した技術や人材を持つ場合などについては、前向きに検討させていただいております。
- 買収資金はどのようにして調達していますか
- 足元の資金状況と、中長期的な事業及び財務戦略を総合的に考慮し、直接調達(主として公募増資)と間接調達(主として銀行借入)を使い分け、企業価値向上に資する調達を目指します。
直近の実績では、2021年9月にポジティブ・インパクト・ファイナンスの枠組みで銀行借入を実施しております。SHIFTはIT人材不足や業界変革を含むESGへの取り組みをミッションとして捉えており、それに資するM&Aに係る資金調達として実施をした背景です。
- PMIはどのようにして進めていますか
- SHIFTグループでは「遠心力」と「求心力」を意識したグループ経営を行っております。
具体的には、SHIFTグループ参画後も社名や経営陣、人事制度は変更しないなど、経営手法は各グループ会社に任せています。
一方で、人材採用、営業、経理業務など共通化が可能な部門は、SHIFT本体に集約しコストの効率化とSHIFTのもつ強みの活用を徹底的に推進しています。SHIFT社内にPMI推進専属チームを置き、グループ全体のビジョンの共有という観点から、定期的に全グループ会社の社長、経営メンバーが顔を揃える経営合宿を開催するなどし、各グループ会社同士のビジョンの共有や、シナジー効果の創出に向けた関係構築を推進しております。
- M&Aの環境について教えてください
- 徹底的なソーシング改革を実施し、SHIFTのニーズに合致する優良案件を積極的に紹介してもらえる環境を整えております。これにより、M&A候補先のロングリストとショートリストについては常に拡充することができています。
加えて、新型コロナウイルスの影響、既存グループ会社の成長実績により、もち込み案件数も大きく増加し、M&Aの環境は堅調であると考えております。
- M&A方針について教えてください
- さらなる企業成長と、SHIFTグループとしてのサービスポートフォリオの強化を目指し、M&A活動を推進しております。なお、以下4つの観点に合致する企業をM&A対象としております。
- M&A戦略マップと照らし合わせ、SHIFTグループにとって新しい商材をもっている企業
- 優秀なエンジニアが在籍していながら事業継承に課題を抱えている中小IT企業
- 事業会社の顧客をもつ大型プライムベンダー
- プラットフォーム事業の構築に際し、必要となる商材(ヒト・モノ・カネの情報)をもっている企業
https://www.shiftinc.jp/ir/management/midterm/
- 全体の戦略におけるM&Aの位置づけについて教えてください
- M&Aは中長期成長戦略の中において、1つの大きな成長の柱と位置付けております。M&Aの目的は大きくは2つあり、優秀な人材の確保と、グループとしてのサービス領域の拡大と強化としております。グループ参画後はSHIFT本体、またグループ会社とのシナジー最大化を意識し、「ONE-SHIFT」として包括的なサービスの提供を追求しております。
- ガイドラインにM&Aは入っていますか
- 基本的には、ガイドラインに不確定要素の高いM&Aの計画は含まれておりません。
- どのような企業が買収対象になりますか
- 迅速に意思決定を進めるため、おおよその目安として以下のM&A基準を定めています。
- SHIFTグループにとって新しい商材を持っている企業
- 優秀なエンジニアが在籍していながら事業継承に課題を抱えている中小IT企業
- 事業会社の顧客を持つ大型プライムベンダー
- プラットフォーム事業(※)の構築に際し、必要となる商材(ヒト・モノ・カネの情報)を持っている企業
ただし、上記基準に必ずしも該当しない場合であっても、SHIFTグループとともに成長できるようなサービス/技術/エンジニアなどをお持ちの会社であり、かつSHIFTグループが持つミッションやビジョンを共有できる会社であることを重視しています。
- SHIFTグループに参画したらどのようなメリットがありますか?
- SHIFTグループ各社とともに、さらなる成長を目指していただけます。
SHIFTの強みである、経営管理ツール、営業力、採用力、経営幹部人材、などの提供、グループ各社との連携を通じて、プライム顧客を中心とした新たな開拓を推進し、事業拡大に向け集中いただける環境を整備することができます。