その常識、変えてみせる。 SHIFT

人材マネジメント

SHIFTの従業員数は、2005年の創業以来、グループ会社を含め約4,000人規模(2020年2月時点)にまで拡大してきました。

IT業界を取り巻く環境に目を向けると、日本の生産年齢人口は約940万人、そのなかでIT業界の従事者は、悲観的に見て2030年には80万人が不足していく時代になると予想されています。

一方でDX化が浸透し、IT開発ニーズが年々爆発的に増加してくると、開発現場においては、「開発」と「品質保証」の分業が当たり前の世の中になってくるでしょう。そうした市場ニーズがあるうえで、成長する企業に求められることは、圧倒的な「人材獲得力」、さらに「報酬」と「やりがい」。これらが備わった会社こそが社会に必要なインフラのような会社であり、圧倒的に成長していくとSHIFTは考えています。

こうした外部環境があるなかで、SHIFTは、「ともに企業価値向上と成長を追求し、実現する」ために、創業時より従業員の行動指針を5つ設定し、それらを理解・実行できる人材の採用・育成と組織創りを進めてまいりました。また、従業員一人ひとりが、自身の市場価値を高めながら、生き生きと働けるよう、採用方法から組織設計まで、独自の人事制度を構築しています。

採用

SHIFTでは現在、年間約1,000人規模の人材を採用することができるようになってきました。しかし、さらに高まるサービス需要に対する供給力の強化・拡充に向け、重要な注力分野の一つとして位置づけているのが、優秀な人材の獲得です。その実現に向け、既存の人材採用手法にとどまらず、独創的なアイデアの創出とチャレンジにより、さまざまな施策を展開しています。

1.採用ポリシー

SHIFTでは、個人がもつバックグラウンド(学歴、職歴)や特性(性別、人種、国籍、年齢、宗教、思想、ジェンダー、身体上のハンディキャップ、その他個人的な特性)に関わらず、SHIFTの事業領域に適性をもち、ビジョンや企業理念に共感いただける人材を積極的に採用しています。

2.検定試験による非IT人材の積極採用

SHIFTでは、「知識」や「経験」がある人材を採用するだけではなく、「素養」がある人材を、広く非IT業界からも積極的に採用しています。それを可能にしているのが、ソフトウェアテストの素養の有無を判断する、「CAT検定(キャットけんてい)」と呼ばれるSHIFT独自の入社試験です。

品質保証サービスの根幹を担う「ソフトウェアテスト」は、従来ソフトウェア開発者や開発知見をもった人材のみが実施可能と考えられていました。しかし、SHIFTはその常識を変革。プログラミングやIT業界での知識・経験の有無に関わらず、ソフトウェアテストに関して真に必要な素養をもった人材をこのCAT検定で選定し、入社後活躍する仕組みを構築しました。

CAT検定の合格率は6%と狭き門ではありますが、IT業界で働く約100万人だけではなく、日本の労働人口約7,600万人を採用のターゲットにしています。これにより、現在では、サービス業、飲食、アパレル、公務員など、さまざまな業界から転職した優秀な人材が、第一線で活躍しており、その事実がSHIFTの大きな強みの1つです。
(2019年度における非IT人材の採用実績:第二新卒127名、アルバイト201名、ゲームテスター302名)

3.「動画面接」「オンライン面接」の徹底活用

応募から採用までのリードタイムを削減するために、SHIFTでは「動画面接」を実施しています。動画面接とは、応募者に許可を得たうえで、面接の様子を動画で撮影させていただくSHIFT独自の面接手法です。これにより、面接当日、もしくは翌日のうちに関係部署の担当者、責任者が面接動画をチェックし、合否の判断ができます。

一般的な採用フローは、数回の来社面接の後、合否を決めますが、動画面接を導入することにより、ほぼ1回の来社面接で合否の決定が可能となりました。そのため、採用までに必要な面接数の削減、それによる応募~内定までのリードタイムの大幅な短縮を実現しています。またSHIFTに協力いただく人材系ビジネスパートナーの観点でも、すぐに内定判断が出ることは魅力的であり、候補者、人材系ビジネスパートナー企業、SHIFTの三者に有意義な施策です。

4.採用チャネル数の拡充

各求人媒体へ情報掲載のみならず、自社従業員による紹介制度「リファラル採用」の実施やSNSを駆使した採用手法の開発、さらにはマス広告の効果的な活用など、採用チャネル数とそれに伴う採用母集団の増強に注力しています。

こうした活動を経て、いまでは月間応募者数が2,000人以上にまで増加。応募者数が拡大することにより、優秀な人材の採用がしやすくなり、事業成長に大きく貢献しています。

今後も、常識にとらわれず新たな採用チャネルの拡大に努めてまいります。

5.リモート採用

高いセキュリティと生産性が担保された環境を前提した場合、お客様から受注する案件のなかには在宅で仕事ができるものが一定数あります。こうした案件は、場所を問わず業務に取り組むことが可能です。そのため、環境面で一定の条件を満たす日本全国の方を対象に、在宅前提での採用を開始しました。

この施策を進めることで、SHIFTの拠点がある地域だけでなく、各地方での雇用創出にも貢献できると考えています。

6.海外拠点

SHIFT ASIAは、ベトナムのホーチミン、ハノイに拠点をもつSHIFTのグループ会社です。SHIFTの品質に対する方法論や考え方を、ベトナムでも教育、浸透させ、世界に展開していくことが目的です。SHIFT ASIAには、非常に能力の高い優秀なエンジニアが数多く入社しています。

オフショア開発では、エンジニアを低賃金で雇い、コストを抑えることが一般的です。しかし、SHIFTでは能力に見合った高い報酬を支払い、優秀なエンジニアを獲得する環境を構築しています。優秀な従業員には高い報酬を提供するというポリシーは日本・海外問わず変わりません。

働き方

SHIFTでは、従業員それぞれが継続的にスキルを高め、気持ちよく活躍できるよう、数々の取り組みを実施しています。特に、パフォーマンスを高めるためには、心身ともに健康であるべきとの考えから、労働時間やフィジカル/メンタルにおける健康状態の管理には徹底して取り組んでいます。

1.残業時間の削減

SHIFTでは、残業時間の減少に向け、36協定の自発的な遵守はもちろん、残業の申請制の導入、さらには社内個人用ポータルサイト上での当月残業時間の明示など、さまざまな取り組みを行っております。その結果、残業時間の実績は以下の通りです。

 FY2017   FY2018   FY2019 
残業時間実績    13.5H   13.6H   15.2H
業界平均     17H    16H    14H
※平成29年、30年、令和元年賃金構造基本統計調査、より引用

2.健康管理

年に一度の健康診断による従業員の身体的な健康維持を図るだけでなく、従業員のメンタルヘルスに対しても積極的にリスク管理をしています。その一つとして、メンタルチェックテストを半年に一度実施。一人ひとりがバランスのとれた心理状態を維持できるよう、結果は迅速に確認できるようにしています。

3.ライフステージに合わせた働き方

産休や育休制度、未就学児をもつ従業員に対する時短制度など、従業員のライフステージに合わせた各種人事制度の整備を進めています。また、従業員(正社員、契約社員、アルバイト)が自身の子どもを預けられるよう、事業拠点付近の保育園と提携。さらにはマイホーム購入に伴う住宅ローンの金利優遇など、業務外で起こりうるさまざまな不安の解決までも支援しています。

4.「トップガン教育」をはじめとした従業員育成カリキュラム

トップガン教育とは、スキルアップやキャリアアップを希望する従業員を対象にした、独自の教育システムです。カリキュラム受講後、検定試験に合格すればお客様への提示単価やそれに連動して給与が上昇する仕組みになっています。「スキルアップ」「営業力」「評価制度」が密接に連携した教育システムを構築することで、給与のみならず、自身の市場価値の向上を肌で感じることができ、従業員にとっても、そして意欲の高い高付加価値人材を継続的に生み出すことができるSHIFTにとっても、win-winのシステムです。

また、エグゼクティブからマネージャー、メンバークラスまで、あらゆる従業員に対してそれぞれ必要な教育カリキュラムを包括的に準備し、意欲がある従業員の成長を最大限に引き上げる仕組みも構築しています。

給与・人事評価

SHIFTでは、事業活動の基本は従業員であるとの考えから、日々の成果が従業員に還元されるよう、積極的な給与の上昇に努めています。人事評価と報酬決定においては実力主義を徹底。年功序列や男女による給与格差といった人事評価と報酬決定による差別が起こらない評価制度を行っています。

1.昇給率

SHIFTは、技術力やサービスレベルを向上させることで、ソフトウェアのテストからコンサルティングまで、付加価値が高いサービスを提供し、顧客からの対価を常に高めつづける努力をしています。SHIFTに在籍するエンジニアは、技術力やマネジメント力を高めることで、より付加価値の高い仕事に従事することが可能。それに大きく連動した給与を得られる人事制度が整っていることも、SHIFTの特長の一つです。

結果的に、現在まで年間平均約10%程度の昇給率を実現しています。
(2019年度実績:10.4%、業界平均参考値:3.2%(平成30年、令和元年賃金構造基本統計調査比較))

2.人事評価

人事評価の基準を明確にするため、半年に一度、目標設定・振り返りを目的とした評価面談を行っています。また、目標設定面談とは別に中間面談も実施。目標に対する進捗状況や互いの期待値に関する認識を合わせ、必要であれば目標項目のアップデートをすることで、高い納得感を得られるように取り組んでいます。なお、正社員の給与は、20職級×10レベルの計200段階に細かく設定。従業員のキャリアアップの指標となるよう、各職級で必要とされるスキルを明確に定義し、各従業員の成長を促す仕組みです。結果として、給与と人事評価に関する満足度を高いレベルで維持しています。

福利厚生

SHIFTでは、従業員のパフォーマンスを最大化させるという観点から、働きやすい環境を整えるための福利厚生にも力を入れています。具体的には、選択制確定拠出年金制度などの報酬面での福利厚生の整備や、一般的な福利厚生に加え、健康資本を維持するためのマッサージ設備の社内整備、電車通勤に伴うストレスを軽減させるための自転車通勤制度の導入を行っております。

1.選択制確定拠出年金制度などの報酬面での福利厚生

ライフプラン(マネープラン)を自分自身で考え、よりよい生活を送ってもらうために選択制確定拠出年金制度を導入しています。「将来の積み立てにまわす(年金)」のか、「いま受けとる(所得)」のか、その割合を選択できる制度となっています。

2.SHIFRe

SHIFTでは、従業員が利用できるマッサージルームを本社内に常設しています。40分利用できるSHIFReと、15分の短時間で利用できるQuick SHIFReの2種類があり、従業員は自分の勤務状況に合わせて、業務時間内に利用することが可能です。なお、SHIFReで勤務する従業員は障がい者雇用でSHIFTに入社いただいた方々であり、障がい者が自身の特性を活かしながら活躍できることはもちろん、従業員のヘルスケアの維持にも貢献する福利厚生になっています。

3.ふるさと納税

従業員がふるさと納税を簡単にできるよう、「まんぷく」と呼ばれる社内ポータルサイトを設けています。「まんぷく」では、各地から取り揃えたふるさと納税返礼品を選ぶだけ。細かい手続きは専門業者が行うため、誰でも簡単にふるさと納税を活用できます。また、SHIFTが提携する「ふるさとチョイス」が厳選した各地の名産品や、従業員が自分の地元でおすすめの品を紹介したり、「まんぷく」では未掲載であった品目であっても、ふるさと納税返礼品としてリクエストしたりすることもできます。

4.その他の福利厚生

一般的な福利厚生については下記のように整備しています。

  • 自転車通勤制度
  • 産前産後、育児、介護休業制度
  • 各種社会保険完備
  • 通勤手当
  • スキルアップ応援(資格取得支援)制度
  • 社内公募制度
  • SHIFT提携保育園制度
  • 技術勉強会・社内交流会
  • 健康保険組合(東京都情報サービス産業健康保険組合)提携施設利用可能
  • 部活動
  • 各種社内イベント(運動会、忘年会、社員総会・アワード) など

社風

「社内の風通しのよさ」はSHIFTの社風を表現するうえで、欠かすことのできない要素です。従業員同士の横のつながりを大切にしているだけでなく、社長からアルバイトのメンバーに至るまで、分け隔てのないコミュニケーションをとることができるよう、その環境づくりに注力しています。

1.マズローの欲求5段階説をベースに構築する人事施策

風通しのよい社風をつくり上げるために、各種人事施策はマズローの欲求階層をベースに設計。SHIFTに在籍するすべての従業員、ビジネスパートナー、ステークホルダーに対して、それぞれがもつ欲求段階に対して人事施策を準備しています。

2.社内イベント

従業員の帰属意識やエンゲージメントを高めるため、全従業員が参加するイベントを年に数回開催。従業員の一体感を高める「運動会」、その年に活躍した従業員を讃える「社員総会」などは、SHIFTにとって重要な位置づけのイベントです。また、従業員が業務で高い成果を上げるためには家族の協力も必要不可欠であると考え、従業員のご家族の皆様に日頃の感謝を伝えるために、家族で参加できる催しの開催、さらには代表の丹下より子育てに関する本を贈呈しています。

3.社外イベント

SHIFTの社外一大イベントとして、お客様感謝祭である「89祭(バグまつり)」を8月に開催し、既存のお客様や潜在的なお客様をご招待。毎年「テーマ」を決め、IT業界の著名人によるセミナーやトークセッションなど、工夫をこらした催しを行い、楽しく、そして有意義な時間を創出して、お客様に日頃の感謝を伝えています。

4.社内SNSの活用

SHIFTでは、雇用形態に関わらず全従業員が利用できる自社開発の社内SNSを運用しています。各従業員が自由に意見を述べ、それに対して誰でも反応/コメントできるような仕組みを構築。従業員間の交流、アイデアの創出を促し、また経営層やマネージャーにとっては、現場の風通しのよさを後押しする一因となっています。

5.役員と従業員の交流

SHIFTでは、役員と従業員の距離感が近いこともSHIFTの特長です。例えば、毎月の入社者を対象にした役員とのランチ、各種社内イベントでの積極的な交流、役員による社内向けラジオの運営、社長の言葉を届ける社内コンテンツの配信、社長直通のホットラインの開設など、距離感を近づける取り組みやイベントが多数。そのため、役員の声が従業員に伝わりやすく、また従業員が気軽に役員に声を届けられるような風土が醸成されています。

障がい者雇用

障がいの有無にかかわらず、誰もが誇りとやりがいをもって活躍できるような環境づくりを目指し、障がいをもつ従業員を対象とした、特別部署「ビジネスサポートグループ」も設立しています。

1.ビジネスサポートグループ

ビジネスサポートグループと呼ぶ部署に所属している従業員は、各人の得意な分野を活かしながら、SHIFTグループの日々の業務をサポート。従業員専用のマッサージサービス「SHIFRe(シフレ)」を提供し、従業員の心身のリフレッシュを促すことで生産性を高める福利厚生機会の創出や、動画編集のサポート、データの集計と表の作成、文字おこしなど、さまざまな業務を各部署から切り出し、その部署の本来の専門性を発揮する業務支援を行っています。

SHIFTの目指す姿

SHIFTがIT業界でなくてはならない存在を目指す過程で、IT業界を取り巻く環境、さらにはSHIFT社内の環境に対して、社会的責任を認識し、以下を推進していきたいと考えています。

1.多重下請け構造の解消

事業活動を通じた多重下請け構造の解消が、SHIFTの使命の一つです。多重下請け構造により、日本のIT業界において商流の深い「下請け」の仕事をしているエンジニアは、中抜きにより成果に対する適正な対価をもらえない、過重労働の環境が多いなどの問題があります。SHIFTでは、ソフトウェアテスト事業を通じて、これらの課題を解決できるよう推進しており、これは、ひいてはエンジニアの人権を守る取り組みになると考えています。

2.徹底したハラスメント防止

SHIFTでは、全従業員を対象にセクハラ・パワハラやSDGsの観点から、人権の話題を含むe-learningを定期的、かつ繰り返し実施することで、徹底したハラスメント防止に努めています。
(2019年度実績 セクハラ・パワハラ研修受講率:100%)

こうした環境を整備するなど、従業員が生き生きと働けるための努力を怠りません。

3.均等な雇用機会

人材採用時の方針においても実践されている通り、SHIFTではその人自身が持つ素養や能力をもっとも重要な要件として採用の是非を決定する採用手法を確立しております。

また、評価と給料が明確に紐づけられた透明性の高い人事評価制度を確立し、過去半期の実績で年収を確定させる完全能力給制度を採用しております。そのため、国籍や人種、宗教や信条、出生や趣味、学歴の有無はもちろん、日本において「差」がつく傾向のある性別や学歴、年齢による昇給機会、正社員登用への機会などによる不平等性は発生しないしくみを確立しています。

4.内部通報制度

SHIFTでは、セクハラ・パワハラの防止、均等な機会の提供を行っておりますが、万が一そのような事態が発生した際は社内のホットライン・通報制度より通報することができます。 その通報先や方法は社内イントラに掲載、周知徹底されており、利用したい従業員はその雇用形態に関わらず誰でも利用することができます。

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