株)リアルワールド様とクラウドソーシング分野での業務提携
株式会社リアルワールドとのクラウドソーシング分野での業務提携に関するお知らせ
~クラウドソーシングによるゲームチューニングテストの提供を開始~
当社は、株式会社リアルワールド(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:菊池誠晃、東証マザーズ:コード番号3691、以下リアルワールド)との間で、業務提携契約を締結し、リアルワールドが提供するクラウドソーシングサービス「CROWD」と、当社の提供するゲームパブリッシャーや受託開発会社向けに、ゲーム開発段階でユーザーの生の声を、多く早く手に入れ開発プロセスに反映できる「チューニングサービス」を連携し、共同で推進していくことに合意いたしましたのでお知らせいたします。
1.業務提携の目的
当社は、ソフトウェアテスト領域にて培った業務分析力と品質評価ノウハウを活用し、ゲーム業界において、ゲームの面白さを高めるための、ゲームタイトルの評価とそのチューニングを行うサービスを提供しています。これは、これまでのソフトウェアテストサービスで提供してきたソフトウェアの機能に対する「あたりまえ品質」に加え、「魅力的品質」を向上させるという意味で当社の事業領域をさらに拡大し、安心・安全であるだけでなく、より魅力的で価値の高いプロダクトの開発を支援するものです。
一方、リアルワールドのマイクロタスク型クラウドソーシングでは、クライアントから受託した業務を細分化・単純化することで特別なスキルのない会員でも作業可能な環境を用意しており、インターネットで気軽に働く事が可能になっております。これにより、約880万人(2014年9月)の会員が大量の業務をハイスピードかつ高品質で処理することができるため、企業の新たな労働力としての活用が進んでおります。
当社のノウハウとリアルワールドの会員リソースを組み合わせたこの提携は、ゲームタイトルの評価・チューニングを行うモニタリソースと業務プラットフォームの強化を進め、クライアントに対してより大きな価値提供に繋がるものと位置づけています。
一方で地方での労働人口の不稼働率の低減や、怪我・病気・障害などにより自宅での勤務を余儀なくされている方々への労働参加のチャンスを広げられ、社会的にも意義のあることと考えています。
2.業務提携の概要
当社は、これまで当社独自のゲームモニターデータベースを利用して、リリース前のゲームに対して、ゲームの面白さなどを向上させるチューニングサービスを提供してまいりました。このゲームモニターデータベースはゲームのヘビーユーザーなどを中心に構成されており、そうしたユーザーの声をゲーム開発に反映することで、対象ゲームの収益向上に貢献してまいりました。
一方で、昨今のスマートフォンの普及等によりゲームの収益性を高め、継続性を確保するためには、一般的なユーザーが面白いと思い、継続して利用するようなゲームを提供することが必要となっております。
そこで、リアルワールドの抱える880万人超のユーザーを年齢・性別、月間の平均課金額、ゲーム・ITリテラシー、趣味・嗜好性など、ありとあらゆる属性によるセグメントに区分し、ターゲットセグメントに対するリリース前のクローズドテストを実施することで、多種多様なテスト結果を集め、集合知としてチューニングサービスに反映いたします。
これにより顧客企業であるゲームパブリッシャー等はゲームリリース時の成功率を向上させることができるとともに、対象ゲームに対する潜在的なファンを獲得することも可能になります。
よりユーザー目線に寄り添った製品開発をサポートさせて頂くことにより、企業さま、エンドユーザーの皆さま双方に嬉しい製品が1つでも多くうまれることが弊社の目標でございます。