AIのシステム活用、普及を後押し
拡がる市場を独自の強みで加速、「AI特化型品質保証サービス」提供開始

お客様の売れるソフトウェアサービス／製品づくりを支援する株式会社SHIFT（本社：東京都港区、代表取締役社長：丹下 大、以下「SHIFT」）は、ソフトウェアテスト（以下「テスト」）を起点に売れるサービスづくりまでを支援するDX総合企業を目指し、事業領域を拡大しながら成長してまいりました。お客様のシステム開発における課題と挑戦に向き合う中、近年増え続ける AI／機械学習（以下 AI）システムの品質担保に課題を抱えるお客様の現状に応えるべく、この度、「AI 特化型品質保証サービス」をリリースしましたので、お知らせいたします。
近年の AI 市場規模は、総務省の市場動向調査などによっても加速度的な成長が予測されており、この傾向は今後も続くと考えられています（※１）。多くの話題を集める生成 AI の市場においても、
2023年に0.1兆円と言われた市場規模は、2030年には1.8兆円にまで拡大すると電子情報技術産業協会（JEITA）により試算されており、OpenAI社が提供するChatGPTをはじめ、昨年はGAFAも独自の大規模言語モデル（LLM）の提供を開始し、日本国内においても大手メーカー、通信関連企業などが 2024年内に独自LLMの提供開始を見込むなど、本領域への参画企業は今後も増え、その周辺技術も進化を続けています。

そのような中、SHIFTに対してもAIシステムの品質担保や開発プロジェクトの推進に課題を抱えるお客様からのお問い合わせが増え続けており、多くの企業が AI システムの品質に頭を悩ませていることが伺い知れます。AIシステムの品質保証やテストは、通常のITシステムに対するそれとは大きく異なり、AIへの知見と専門的なノウハウを必要とします。テスト工程一つをとっても、不具合か否かの明確な判断が付きづらい場合が多く、この不透明さが企業の 効果的なAI利活用の活性化を阻んでいる大きな要因の1つであるとも言えます。
この状況を受け、SHIFTは、精度の高い品質保証を実現し、お客様のより積極的なAI活用を後押しすべく、従来のソフトウェアテストで培い、標準化したノウハウを活かし、AIならではの特性を考慮した「AI特化型品質保証サービス」を確立しました。

企業の AI 導入／利活用をさらに浸透、定着させるためには、技術やノウハウをもった専門企業の存在が重要な役割を果たします。そのため、独自のバリューチェーンに大手開発企業やコンサルティング企業、AI特化型ベンダーなどが名を連ね、それぞれの領域において、固有のサービス提供を実施しはじめています。
企業各社がAI導入に関する明確な相談先をもたない現状において、SHIFTは、業界内でも先駆けて「ONE-SHIFT」体制のもと、深い顧客理解をグループ間で共有し、AI システムの導入、開発、活用における一気通貫したソリューションを提供します。

SHIFTは、本サービスを通じて、AIシステムの開発に高い安全性・信頼性を提供し、お客様の
AIシステムの品質に対する足元の課題解決のみならず、AIの利活用による生産性の向上、さらには、顧客理解の深化により、ITベンダーとしてだけではなく、ビジネスパートナーとしてのポジショニングを確立し、ビジネスの成長に大きく寄与してまいります。
また、本サービスはこれまで品質への不安からAI活用が懸念されてきた業界や業種に対するAI システムの利活用を推進することにも寄与できると考えており、SHIFTの顧客領域のさらなる拡大を実現すると考えています。
SHIFTは今後も、お客様や社会全体のニーズを捉え、IT業界の未来をつくる技術の研鑽とサービス提供に取り組み続けることで、すべての業界におけるIT課題を解決してまいります。

【AI特化型品質保証サービス】について
SHIFTでは、産業技術総合研究所の「機械学習品質マネジメントガイドライン（※２）」をベースに、AIに特化した開発プロセスに対応するAI品質保証フレームワークを構築しました。AIシステムの開発において検討・決定すべき要求や要件、指標などの各項目を分解し、「要件定義」、「品質保証」それぞれのフェーズにおける独自の基準、観点を用いた品質保証を実施します。
– 要件定義フェーズ：AIの特性を考慮したコンサルティングに加え、独自の「AIチェックリスト」を用いた品質評価を実施
– 品質保証フェーズ：AIシステムの特性やテスト目的に応じた最適なテスト手法を選択し、独自の
「AIテスト標準観点」に基づきテストを実施本サービスでは、上流のコンサルティングから品質保証までを一気通貫でご提供することで、AIシステム全体の機能性や性能、安全性を確保し、高品質なAIシステムの開発をご支援します。

※１ 総務省｜第６節「国内外におけるサービス・アプリケーションの動向」
※２ 産業技術総合研究所｜「機械学習品質マネジメントガイドライン」第３版

以 上