SHIFTの障がい者雇用における生成AI活用の取り組みが、「生成AI大賞2025」において特別賞を受賞
“人に寄り添う生成AI活用”を通じて、働き方の質を高め、個々人のスキルを拡張した実績を高く評価
お客様の売れるソフトウェアサービス/製品づくりを支援する株式会社SHIFT(本社:東京都港区、代表取締役社長:丹下 大、プライム市場:3697、以下SHIFT)は、日本国内における生成AIの優れた活用事例を表彰する「生成AI大賞2025」(主催:一般社団法人Generative AI Japan、共催:日経ビジネス) において、特別賞を受賞したことをお知らせします。
生成AI大賞は、2024年より開催されているアワードで、本年度で2回目の開催です。この度、SHIFTは113社・団体の応募の中から、8組のファイナリストのうちの1社に選出され、特別賞を受賞しました。

<受賞プロジェクトについて>
プロジェクト名:生成AI×社内BPOで拓く「障がい者雇用」の新常識
SHIFTでは、従業員一人ひとりの価値を最大化する人的資本経営の考えに基づき、2015年から障がい者雇用を進めてきました。社内各部署の業務の一部を代行する「社内BPO」を始めることで、障がいのある従業員が取り組む業務の幅と量を拡大しましたが、業務内容が単純作業に偏りやすく、やりがいや成長機会を得づらいという課題を抱えていました。
そのような中、全社的な生産性向上と従業員個々人のスキル拡張を目的として、SHIFTは2024年にノープロンプト生成AIツール「天才くん」を自社で開発し、社内展開を開始しました。障がい者雇用推進を担う専門チームは、この人的資本最大化に向けた生成AI活用に着目し、「天才くん」の活用推進を担うチームと連携して、障がいのある従業員の働き方の質を高めるための生成AI活用の取り組みを始めました。
「AIを人に寄り添わせる」というコンセプトのもと、両チームが連携しながら徹底した業務分解とAI適用業務の仕分けを行い、個別業務に特化したAIテンプレートを量産することで、AIに関する知見・経験の有無によらず、誰でも精度の高い生成結果を得られる環境を整備しました。また、AI活用を前提とした新しい業務フローやガイドラインを整えることで、個々の適性に応じた活用がしやすい仕組みを構築しています。
その結果、活用開始から半年間で業務生産性は1.7倍に向上し、年間1,800時間相当の業務工数削減効果を創出しました。さらに、対象者へのアンケート調査では働きやすさや生産性向上効果を実感したメンバーは7割以上に上り、AIを活用することで従来は困難だった業務に挑戦するメンバーが現れるなど、働き方にポジティブな変化を生みつづけています。
<”障がい者雇用をアップデートする生成AI活用”の裏側と成功の秘訣を明かす特別セミナーを開催>

生成AI大賞2025特別賞を受賞した、SHIFTの障がい者雇用における生成AI活用の取り組みの裏側や成功の秘訣について、受賞メンバーが解説する特別セミナーを開催します。
より多くの従業員に生成AI活用のメリットを享受してもらうためにどのような工夫をしてきたのか、障がいのある従業員に”働きがい”を感じてもらうためにどのように向き合ってきたのかなど、プロジェクトメンバーが詳しく紹介します。
・セミナー名称:
生成AI大賞2025受賞メンバーが語る 障がい者雇用のあり方をアップデートする生成AI活用
~多様な働き方を実現するための実践と方法論~
・日時:2026年1月21日(水)12:00-13:00
・開催形式:オンライン
・参加費:無料
・登壇者:
株式会社SHIFT コーポレート人事統括部 ビジネスサポート部 内田啓介(障がい者雇用推進担当)
株式会社SHIFT DAAE統括部 DAAE部 藤原秀樹(生成AI活用推進担当)
セミナー詳細・申込はこちら:https://service.shiftinc.jp/seminar-index/seminar_20260121/
<SHIFTの障がい者雇用の取り組みについて>
2015年から障がい者雇用を開始したSHIFTでは、2019年に発足した専門部署・ビジネスサポート部が「才能と能力を活かして、みんなが活躍できる社会の実現」をミッションに掲げて、障がいのある従業員の採用と活躍機会の創出に取り組んでいます。また、SHIFTグループ全社での障がい者雇用も積極的に推進しており、2025年6月には、障がいのある従業員の常用雇用が求められている、従業員数40人以上の全グループ会社27社において法定雇用率を超える実雇用を実現しました。

特設サイト:https://recruit.shiftinc.jp/diversity-challenged/
SHIFTの障がい者雇用の今を伝える「SHIFT ビジサポ ウェーブ」:https://note.shiftinc.jp/m/m0b4e6175096b
<ノープロンプト生成AIツール「天才くん」について>

「天才くん」は、AIツールを利用する企業や部門、ユーザーごとの業務の目的やプロセスとの親和性、効果性向上を目指し、ユーザー自身が必要なテンプレートや機能を量産・カスタマイズできるノープロンプト生成AIツールです。「豊富な機能や高い性能を特長とするAIツールが使いこなせない」というユーザーの声を受け、AIやプロンプトへの理解度や利用経験にかかわらず、ユーザーが直感的に使いやすいインターフェースにこだわりました。さらに、日常的な業務へのツール活用の定着促進を図り、部署全体の業務の質と生産性の向上を後押しする新しい発想のもと設計、開発しています。
天才くんは、当初SHIFT社内の業務生産性の向上、効率化を目的に生まれました。社内に天才くんを導入後、約一年で従業員の生成AI利用率は90%を超え、利用回数は年間約37万回となり、未導入であった前年の約4倍にまで向上しました。これにより、SHIFTの生産性向上のメリットは約1.5億円にのぼり、ユーザーの実感値および経営に有益なインパクトをもたらしています。
サービス紹介ページ:https://tensaikun.jp/
<本件に関するお問い合わせ先>
株式会社SHIFT 広報IR部 広報室
Email : pr_info@shiftinc.jp
