株式会社SHIFT(代表取締役社長：丹下 大、本社：東京都港区、以下、「SHIFT」といいます。) は、この度、株式会社フィックスターズ (代表取締役社長：三木 聡、本社：東京都品川区、以下、「フィックスターズ」といいます。) と品質保証分野での機械学習技術の活用を目的とし、両者の関係強化のため、業務提携及び合弁会社を設立 (以下、「本業務提携」といいます。) することで合意しましたのでお知らせいたします。

■本業務提携の理由

　　ソフトウェアシステムがますます大規模化・複雑化する時代に向けて、SHIFTのソフトウェアテスト領域での業務標準化手法・効率的運用力と、フィックスターズのInternet of Things(IoT)領域でのデータ蓄積技術・機械学習法の高速化技術を組み合わせることにより、付加価値の高いサービスを提供するため、この度の契約締結となりました。
　　SHIFTは、「すべてのソフトウェアにMade in Japanの品質を」を合言葉に、「安心・安全なソフトウェア製品の提供」のため、様々な業界でソフトウェアの品質保証を手掛けてまいりました。同時に、更なる付加価値の提供を目指しSHIFTが持つノウハウを活用した新たな取り組みを日々検討しております。
　　一方、フィックスターズは、「Speed up your Business」をスローガンに掲げ、マルチコアプログラミングやSSDを中心としたストレージの入出力の高速化など、最先端のソフトウェア技術及び高性能なハードウェアを活用し、ビジネスのスピードアップを図りたいというお客様のニーズに応える、トータルソリューションを提供しております。
　　近年、労働集約型の構造が大半を占めるソフトウェア開発体制において納期・コスト・品質を高いレベルで担保することが困難になってきています。このような時代において、機械学習を活用したソフトウェア開発支援は、労働集約型の限界を打破する新たなビジネスチャンスと捉えております。
　　本業務提携により、SHIFTの保有しているテスト業務で得られる膨大な不具合情報や最新の開発情報と、フィックスターズの専門領域であるビッグデータ処理の高速化技術を活用することで、これまで熟練した技術者が経験則に基づいて判断していたようなソフトウェアの不具合箇所の推定や検証業務の効率化を自動実現すると同時に、人手では判断出来ない情報の関連性や規則性を発見して、品質向上・開発リードタイム短縮・属人化排除を促進する機械学習を活用した新しいソリューションを確立いたします。これらの仕組みはセキュリティ分野、負荷テスト分野など製品品質を担保する上で必要な他領域でも有効な手段として、国内外問わず標準化していければと考えております。

■本業務提携の内容

　　この度の合弁会社設立により、ソフトウェアシステム開発の様々な段階において得られる情報を機械学習法で解析して活用することで「ソフトウェア製品の品質向上と開発スピードを加速させるビッグデータを活用した検証サービス」を提供してまいります。単なるデータ解析業務だけでなく現場の運用を視野に入れたHadoopといったデータ蓄積技術や機械学習ソフトウェアとの連携を提案いたします。
　　将来的には、多分野での機械学習活用の知見を活かしソフトウェア品質向上の新たなソリューションを展開するリーディングカンパニーとなることを目指してまいります。また、その先にある自動バグ修正や自動プログラミングなど未踏の領域も視野に入れ 「ソフトウェアの品質革命」 を実現すべく活動していく所存でございます。

■合弁会社の概要

■合弁会社の業績の見通し
合弁会社である株式会社アイ・イー・テックは、平成28年9月期において、3億円以上売上することを目標として営業活動を行います。

■業務提携の相手先の概要

以上

■本リリースに関する問い合わせ先
株式会社SHIFT　IR担当
info@shiftinc.jp