| GoodWillって凄い | 2005_08_03 |
グッドウィルの折口雅博社会長の自伝書を読んだ。
この会社、1995年に5人で設立して10年で1400億円の企業にまで
大きく発展させた。キャノンで39年、トヨタも24年、あのインテルや
マイクロソフトは1000億円にするのに15年もかかっている。
初年度の売り上げは、8000万円、人材派遣で800億、介護サービスで
600億、「ハローコムスン」で有名だから知名度としては抜群、皆さんも
ご存知だと思う。
もともと、1990年初頭、巨大ディスコ「ジュリアナ」、「ベルファーレ」と
50億規模のプロジェクトを成功させ、そこから裏切り失脚を経て
10年で1400億円、44歳で史上最年少の経団連理事。
まさに、栄光と挫折の人生。
彼が何度も言っているのは、「夢」、「情熱」、「理念」、「センターピン理論」
よく聞く言葉が並んでいるが、実践できる人こそ真の成功者になれる。
簡単じゃない。
「センターピン理論」という耳慣れない言葉が登場するが、事業の本質を
見抜けという話である。巨大ディスコを成功させた時のセンターピンは、
毎日一杯お客がいて繁盛しているということだそうだ。
確かに、ディスコは盛り上がりこそ命。平日でも土日でも関係なく盛り上がって
いれば客は入る。有名なDJがいる、おいしいお酒やご飯が食べれるという
事がセンターピンじゃない。
確かにそうだ。
何で、会社設立の最初にこの文章を載せたかというと、ビジネスをしていく上で
もっとも重要なのが、何を・誰に・どのくらいの価格で売るかという基本的な部分
だと思っているからである。
「何を売るか」 単純に目に見えるものを売ることが価値ではない。それを
売ることによって、購入者(これは企業でも消費者でも同じ)何を得るのかという事。
簡単に言えば、自動車会社。何を売っていますか。「そりゃ車だよ」って笑い飛ばす
人もいるかも知れません。でも売っているのは車じゃないんです。
おとうさん、おかあさん、娘と息子。4人家族で
ワゴンタイプの車を買おうとしている。行き先は、春は桜、夏は海、秋は温泉、冬は
おじいちゃん、おばあちゃんの実家。車を買うことで可能になる「思い出」「癒し」「楽」
を買っているのである。
決して車を買っているわけではない。そして、トヨタ・日産・マツダ・スバル色々な
メーカーから懐事情と要求を満たしてくれる機能についてベンチマークを掛ける。
「思い出」、「癒し」、「楽」を買い、それを更に具現化させるために様々な車の機能を。
だから、売れる機能を評価し、より安く・早く・品質良く生産しないといけない。
つまり、車を売るためには、何を売っているのか。明確に知らなければ顧客を
つかむことはできない。一時的に販売促進キャンペーンで購入してもらっても
永続的に顧客が確保・増加させることができるかは保障できない。
極めて賢いビジネスマンは、何を売るのかを非常に見極めている。
だから、自信がある。グッドウィルの折口会長の「センターピン理論」も
同じことを言っている。
重要なのは、「夢」、「情熱」、「理念」は成功するための基盤。つまり土台みたいな
もの。土台が良ければ地震が来てもビルは崩れない。だが土台が弱いとビルは倒れる。
でも、いくら土台が良くても、企業は大きくならない。なぜなら成功する為の
要因はその土台の上に築いていくものだから。
まさに、「センターピン理論」。
新しいビジネスをはじめるとき、このセンターピン理論は誰にも通用しない。
だって、新しいから既存の概念とは違うかも知れないから。
でも、創業者はなぜか自信がある。その自信で資金を集め事業を成功させる。
ビジネスの本質を見抜いているから。まさに原因と結果である。なるべくしてなる。
更に、この折口会長素晴らしいことを書いている。
人を見るときに3つの要素をチェックしている
「能力」「情熱」「考え方」更に大切なのは、単純な足し算ではなく掛け算である。
つまり、どれかひとつでもゼロの場合は、答えもゼロ。この掛け算でもっとも大きくなる
人を採用するのだそうだ。
おりしも私も同じ考えである。私の場合はビジネス偏差値という指標を持っている。
つまり、ビジネスで成功する人は、「素直であり前向き」「根性」「運」そして「IQ」
掛け算理論ではないが、積み上げ理論である。
成功する人は、まず「素直であり前向き」である事。私が良く例えるOSに相当する
部分である。そして「根性」「IQ」というアプリケーションで更に他のアプリケーションを
増やしていく。「運」はもっとも大事だが、OSとアプリケーションをつなぐ新しい要素。
つまり、世の中は不確実性が高く、理論どおりにならないことが多い。
その割合8対2。理論で判ることは、全体の2割ほど。8割は予測もできない事象が
おきる。だから、それを補う「素直であり前向き」「根性」「運」がビジネスで成功する
上で必要なスキルなのだ。
良い高校・良い大学を出たものが必ず成功するわけではない。なぜなら大学までは
誰かが解いた問題、作った問題。答えが用意されていて理論的に証明できる。
それを反復練習し、たくさん学んだものから順番に良い大学に入る。
確かに重要だし、必要だ。でもそれは2割の部分を補うスキルでしかない。
ビジネスは、不確実性の多いカオスな問題を解くようなもの。
だから、IQ偏差値が高い人から給料が高いのではなく、ビジネス偏差値の高い人から
給与が決まる。これを理解できる人は真のビジネスマン。
話は長くなるが、かくして前職では5年ほどコンサルティングという仕事をし、この
ビジネス偏差値を上げるべく努力した。
最初の3年は、一人でお金を稼ぐ事ができる事。
次の2年は、何人もの部下を持ちマネージメントする事。
当初の目標どおり、最初の3年で私はその部署50名(当時)
の中でもっとも稼ぐコンサルタントになった。年商1億円を一人で稼いでいた。
それからは、チームを組み直属の部下6名、お客様を入れプロジェクトの
メンバー40名の采配をし、30億円ものプロジェクトをまとめた。
そして、入社前に立てた目標年収にも到達した。
やるべきことはやった。これからの人生はここで培ったビジネススキルを
もとに経営することを学ぼうと。
だから、「プロ経営者」の代名詞折口雅博会長の自伝書を買った。
素晴らしい人だ。兼ねてから思っていたことを信念とし、それを愚直なまでに
努力してきた偉人。
この会社の目標は、
2年後(2007年)に日経新聞。
5年後(2010年)に30億、50人の企業
10年以内(2015年)株式公開
10年以降(2015年)は新規ビジネス参入
このWebに書くことで、世界中に有言したことになる。
あとは実行するのみ。
まずは2年後楽しみにして下さい。